今日はドキドキしながらお知らせします。
(Twitter、Facebookでは、フライングでお知らせいたしました)
2018年10月01日より運行を開始した半田市地区路線バス「ごんくる」3台の図案を担当させていただきました。
ツメサキの世界は、「伝える」「届ける」をテーマに、
"爪の先ほどの小さな世界”と、
”指をさした時、爪の先のその先に広がる世界”という意味を込めてその名前をつけました。
ですが、まさかこんな大きな絵になりたくさんの人を「届ける」かたちになるなんて・・・!
本当に、夢にも思いませんでした。
あまりツメサキノートでは、プライベートな話はしないようにしていますが、
私自身は物凄い怖がりのため、自動車の免許を所持していません。
今でこそ、そんなことにも慣れましたが、若い頃はそのことにとても引け目を感じていました。
都会では自動車に乗れなくたって平気ですが、
私の故郷のような郊外の町では、やはり自動車に乗れないということはとても不便で、
実質的に不便なだけでなく、まわりからも「なんで?」と言われることが多かったように感じます。
ですから(なにが言いたいかっていうと)、
このような形で、故郷の交通の便に携わるお仕事ができたことを、とてもうれしく思っています。
地元の方にはもちろん、観光で半田市に訪れた方にも愛されるバスになってくれることを心から願っています。
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一台ずつ紹介させてください
南吉バス
南吉バスは新美南吉記念館はもちろん、半田赤レンガ建物(ツメサキ生まれのお土産もあります)、
雁宿公園前などで停車いたします。
新美南吉の代表作「ごんぎつね」のお話がバスの一面に展開されています。
(写真がボケてしまったのでまた撮り直せたら差し替えます)
こちら側にはうなぎが首に巻きついてあわてているごんぎつねが描かれていますが、
反対側には栗を手にいっぱいかかえたごんが描かれています。
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青成バス
青山・成岩方面を走ります
半田市立図書館や、半田空の科学館・体育館(プラネタリウムもありますよ!)、常楽寺などで停車します
こちらは「でんでんむしのかなしみ」のお話をテーマに描きました。
タイトルを聞くと悲しいお話のようですが、決してそうではない短編作品です。
反対側には虹も描きました。
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亀有バス
亀崎潮干祭で有名な神前神社(かみさきじんじゃ/地元では「県社」と呼ばれています)や
にごり池公園、日本最古の木造駅舎と言われている亀崎駅、日本福祉大学半田キャンパスなどに停車します
「手ぶくろを買いに」の童話をテーマに描きました。
反対側には、帽子屋さんや手ぶくろをはめた小ぎつねが描かれています。
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どれもアクリル絵の具で描いたものをほぼそのまま印刷していただいたので、
ツメサキの世界ならではのゆるい線や、絵の具のムラや滲みもそのままになっているそうです!
(なんかちょっと恥ずかしい!)
基本料金は100円で、乗り継ぎ上限も200円までなので、気軽に利用していただけます。
↓時刻表・路線図はコチラ(半田市HP)
https://www.city.handa.lg.jp/kotsu/koutsuu/gonkuru.html
さっそくツメサキゴーゴー隊*が走っている「ごんくる」バスの写真を送ってくれました。
うれしい。ありがとうございます! でもまだ実感が湧かない・・・・
(*ツメサキゴーゴー隊とは?…
ツメサキの世界の作品のあるところに出かけてくれたり、写真を撮ったりして応援してくださる方のことです)
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バスや各バス停などに書かれている「ごんくる」のロゴ文字も担当させていただきました。
「ん」の字がきつねのしっぽ、「る」の字のなかに栗🌰が入っています。
どうか皆さま、半田市で走っているところ見かけたら、
きつねやデンデンムシに手を振ってやってくださいね。
(手を振るのは心のなかでもかまいません)
そして、バスはご利用者が少ないと
本数が減って不便になってしまう(こともある)乗り物でもあります。
ぜひぜひ、たくさんご利用いただけたらと思います。
まだ、「ごんくる」のことを知らない半田界隈のご友人にも、ばしばし宣伝していただけたら幸いです。
私も帰省したら、こっそり乗ってみようと思います。